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種子島スベリ磯にて

  • infodekaban
  • 4月9日
  • 読了時間: 2分

昭和47年、種子島の大島大横のスベリ磯へ釣友と同行した時の釣果。 写真左に映っているのが、お世話になった船頭の故向井船長。

                           (写真は高島の大横瀬)


”スベリ磯”とはその名の通り、磯の足場の高場から低い所へ向けて すべり台のごとく30度程度の傾斜がついている上、コケや藻が表面にあり 非常にすべりやすい磯であることがその名の由来らしい。 場所は”浜田の大横瀬”と”高島の大横瀬”との間にある名無しの瀬の横側にあり 船をつけるのが難しい。 磯の周りは溝(みぞ)で囲まれているような感じだったので 私はひとまず高島側の2本の溝に石鯛の大好物である”伊勢海老”をエサにして 投入を試みたがアタリはなかった。 続いて足元の溝に投入してみると早速アタリがあった。 そのアタリの感じから”ウツボ”かなと思った瞬間、竿が海中に舞い込む。 糸を送り出すが、その糸の出ていく速さはリールのスプールを押さえている指が焼けるほどだ。 熱さをグッとこらえ30m程度、走らせた後、竿がフッと元に戻ったのでリールの ストッパーを入れた。 と同時に、今度は沖に向けて一気に走り、60号の道糸が簡単に切られてしまった。 私は60号もの道糸をいともたやすく切ってしまうとは、いったいどんな奴なんだと思った。 背中合わせで釣りをしている釣友は1枚~2枚と釣り上げている。 気を取り直し、同じポイントの足下へ再度エサを落とす。 グッグッとアタリがあり、糸を出すと穂先が一気に海中へ。 ”折れ式”を駆使し、ドラッグハンドルを調整しながら、1匹目をゲットした。 その後、同様に次々とヒットしこの様な釣果がを得られた。 船をつけるのも難しく、釣り場としてもすべりやすく気が抜けない磯であるが魚影が濃くクチジロの住み家になっている様に思った。

 
 
 

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